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皆さんこんにちは!
有限会社原建の中西です。
道路を走っている時、ふと視界に入る大きな橋。
川を渡る橋、高速道路の高架橋、鉄道橋、歩道橋…。
これらはすべて「橋梁工事(きょうりょうこうじ)」と呼ばれる専門工事で造られています。
橋は“街と街、人と人をつなぐライフライン”。
しかしその裏側には、膨大な計画・緻密な測量・高度な技術・厳しい安全管理が存在します。
今回は、橋梁工事の工程、技術、橋の種類、現場管理、安全へのこだわりなどを、3000字以上でじっくり解説します✨
橋梁工事とは、川・谷・道路・線路などの上に橋を架ける工事のこと。
土木工事の中でも、特に高い技術と精密な計画が必要とされる分野です。
橋梁の役割
人の通行
車・鉄道の通行
インフラの輸送路
災害時の避難路
地域経済の基盤
橋がなければ街は成り立ちません✨
橋梁にはさまざまな構造形式があります。
桁橋(けたばし):最も一般的
アーチ橋:美しい曲線が特徴
斜張橋:ワイヤーで吊り上げる構造
吊り橋:大規模橋梁に多い
トラス橋:三角構造で強度抜群
ラーメン橋:柱と梁が一体化
床版橋(しょうばんばし)
道路、鉄道、歩道など目的によって最適な構造が選ばれます。
橋づくりは大きく6つの工程で進行します。
地盤調査
河川の流量調査
環境影響評価
地形測量
地質の強度確認
橋を支えるために、まずは“地盤の強さ”を徹底的に調べます。
橋脚(橋を支える柱)や橋台をつくる工事。
杭打ち(鋼管杭・場所打ち杭)
基礎コンクリートの施工
型枠組立
鉄筋の組立
コンクリート打設
品質試験(スランプ試験など)
橋の寿命は、この下部工の品質に大きく左右されます。
橋のメインとなる“橋桁”を架ける工程。
大型クレーンによる一括架設
架設機(送り出し工法・張出し工法)
吊り橋・斜張橋のケーブル設置
橋梁工事の“花形”とも呼ばれる工程で、現場の緊張感も最大です
橋桁に床版をつくり、道路として機能させるための工事。
鉄筋組立
型枠設置
コンクリート打設
養生(強度を出すために管理)
舗装工事(アスファルト・防水層)
コンクリートの温度管理、打設スピード、配合など品質管理が非常に重要です。
ガードレール
高欄
照明
排水設備
標識
防音パネル
橋の安全と機能性を高める設備を取り付けます。
国・自治体の検査を受け、問題なければ供用開始。
地域の新しい交通の基盤として活躍します。
橋梁工事は高所作業が多く、危険が伴います。
そのため、安全管理は極めて厳格です。
フルハーネス義務化
作業計画書の徹底
リスクアセスメント
強風時の作業停止
クレーン作業の立入禁止
夜間照明の明度確保
ミスが許されない世界だからこそ、
安全文化が徹底されています。
ミリ単位の測量精度
大型クレーンの操作技術
高所でのボルト締め
鉄筋の正確な配筋
コンクリートの締固め技術
騒音・振動対策
橋は職人の技の結晶。
現場の技術力がそのまま形になって残ります。
橋梁工事は、街をつなぐ大切なインフラをつくる仕事。
高度な技術、安全管理、職人の情熱、綿密な計画──
その全てが組み合わさって初めて“橋”が生まれます。
大規模・高精度・長寿命。
橋づくりは、まさに土木工事の最高峰です
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